こんにちは、高岡です。
今日は「withコロナ時代におけるランニングの呼吸のあり方」について考えていきたいと思います。
僕たちの「鼻」はそもそも、「呼吸器」としての機能を持ち合わせています。
ていうか、基本的には鼻だけでも「吐いて」「吸って」が完結できる「呼吸器」のシステムを有しています(もちろん、緊急時に関してはこの限りではありません)。
鼻だけで、呼吸ができるんですよ。ご存知でしたか?
口を閉じたままでも、僕たちは呼吸をすることができるんです。
ていうか。
むしろ、そうしないと様々なシステムエラーが起こってしまうことを、もしかしたら多くの方がご存知ないかもしれません。
僕たちって幸か不幸か、口でも息ができてしまうわけですけども、「できてしまうからと言って、やっていいというわけではない」ということですね。
これって僕は、僕たち人間に仕掛けられた、大いなる「罠」だと思ってます。
この時期にですよ。
この、免疫力を落とすことを極力避けなければいけないこの時期にですよ。
なぜわざわざ口呼吸しなければできないようなことをやる必要があるのか?と言いたいわけです。
ていうか、ランニングというアクティビティを鼻呼吸でできるって思ってらっしゃる方が、あまりにも少ないんじゃないか?と思って。
これって、裸足で走ることって体にいいよね!という文脈と結構似てるなーと思ったりするんですけど、今は優先度が違うなーと思うので、裸足で走ることに関しては、また違う機会にお話ししていきます。
口で息をするというのは、ある意味「短絡的」な行為といえます。
つまり、脈絡が短いわけですね。
口で息をした方が、吸った空気が肺まで到達する時間を短縮し、かつ大量に吸気できるわけですが、だからと言って、そこで吸い込んだ酸素が全て筋肉などの組織に行き渡るかといえば、そうでもありません。
鼻から吸って鼻腔を経由して気道を通る。
この「手間」によって得られるメリットが、一酸化窒素の分泌促進だったり、吸気した空気を最適な温度に調整したり、ウィルスや細菌をフィルタリングすることだったりするわけです。
僕たちランナーにとっては、一酸化窒素の分泌促進による「血管拡張作用」は、大きなメリットだと思いませんか?
そして、鼻呼吸によってウィルスや細菌をフィルタリングすることは、自分自身が感染しないようにするための、自分自身のシステムを使った最低限の防御です(もちろんそれで完璧にウィルスや細菌の侵入を防げるわけではありませんけども)。
マスクやBuffを使って走る。これも素晴らしいエチケットだと思います。
とはいえ、そのマスクやBuffの中の口がぽっかり空いてたら、片手落ちなんじゃないでしょうか?
そこで。
1日も早く、鼻呼吸で生活できるようになりませんか?と提案したいのです。
少なくとも、寝るときに口にテープして、鼻だけで寝れるようにしていきましょう。
こんな感じでテープ貼って寝てます!
こういう不織布のテープ使ってます。
人間としてそもそも備えているはずのスペックですから、使えないともったいないですよね?
アレルギーとか、副鼻腔炎とか、色んな原因によって鼻呼吸が妨げられている方がいらっしゃると思います。
そういう方がこのブログを読んだら「んなこと言っても、どうしようもないんだよ!」とキレてしまうかもしれません。
だけど、本当にどうしようもないんでしょうか?
どうしようもないと思って、諦めてませんか?
もちろん、みさなんそれぞれで、今から鼻呼吸に取り組もうとしても難易度が異なると思います。
とはいえ、「今はまだできてないけど、やっぱ鼻呼吸できるようにしなきゃ」っていうベクトルで動く人と、「んなもん、できるわけないじゃん。口で息できるんだからいいっしょ」っていうベクトルで動く人とでは、この「withコロナ時代」における「生存能力」に猛烈な差を感じてしまいます。
「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである」
ダーウィンが残した名言として知られていますが、この「withコロナ」の時代は、これまでに抱えてきた固定観念から脱却するチャンスなんじゃないでしょうか?
僕たちの「呼吸器」は、口ではなく、鼻です。
ぜひ、このブログを読んでいただいているあなたと、そして、あなたの大事な人が鼻呼吸による「当たり前に享受できるメリット」を、当たり前に活用していただけたら、こんなに嬉しいことはありません。
応援してます!